小説を書くということ / 辻 邦生
小説を書くということ
  • 著者:辻 邦生
  • 出版社:中央公論新社
  • 装丁:文庫(304ページ)
  • 発売日:2025-03-24
  • ISBN-10:4122076323
  • ISBN-13:978-4122076327
内容紹介:
フィクションとは、はじめ私が考えていたような、作者の勝手気ままによって、どのようにもなるというものではなく、むしろ、ある必然の動きをもって作者に迫ってくるものだ、ということができ… もっと読む
フィクションとは、はじめ私が考えていたような、作者の勝手気ままによって、どのようにもなるというものではなく、むしろ、ある必然の動きをもって作者に迫ってくるものだ、ということができます。
フィクションとは、全体の真実を、生きた形で表わすための、必要な新しいパースペクティヴなのです――作家志望者に向けた講座(「言葉の箱」)、フィクション論から自作歴史小説での史料活用法まで。
貧血化し機能化する散文に対する、豊饒な文学世界の実現へと誘う創作論集。
〈あとがき〉辻佐保子〈解説〉中条省平

(目次より)
言葉の箱
Ⅰ 小説の魅力
Ⅱ 小説における言葉
Ⅲ 小説とは何か

フィクションの必然性
「語り」と小説の間
小説家への道
小説家としての生き方

なぜ歴史を題材にするか
『春の戴冠』をめぐって
歴史小説を書く姿勢

『言葉の箱』あとがきほか
辻佐保子
あとがきにかえて――記憶と忘却のあいだに
文庫版へのあとがき
中条省平
解説

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