儒学者 兆民 : 「東洋のルソー」再考 / 田中 豊
儒学者 兆民 : 「東洋のルソー」再考
  • 著者:田中 豊
  • 出版社:創元社
  • 装丁:単行本(ソフトカバー)(264ページ)
  • 発売日:2024-12-05
  • ISBN-10:4422203002
  • ISBN-13:978-4422203003
内容紹介:
学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは… もっと読む
学者ですら躊躇なく使う中江兆民の代名詞「東洋のルソー」。その由来ともなった『社会契約論』の翻訳『民約訳解』は、なぜ漢文で書かれていたのか。また、その翻訳に込められた兆民の意図とは何だったのか。『民約訳解』を単なる翻訳書ではなく、兆民の思想書として詳細に再検討することで、兆民がルソーを介して、在来思想としての儒教に回帰し、それを刷新しようとした「儒学者」であったことを鮮明にする、画期的な思想史研究。

目次
序章 「東洋のルソー」はルソーなのか?
第1章 「義」と「利」
第2章 「君」と「臣」
第3章 「国会」と「討議」
第4章 「漢文」と「政治」
第5章 「立法者」と「制作者」
終章 「儒学者」から「理学者」へ
補論 中国の『社会契約論』

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