テヘランからきた男 西田厚聰と東芝壊滅
- 著者:児玉 博
- 出版社:小学館
- 装丁:単行本(300ページ)
- 発売日:2017-11-15
- ISBN-10:4093897743
- ISBN-13:978-4093897747
- 内容紹介:
- ”戦犯”と呼ばれた男が全告白 イランで現地採用され、社長に成り上がるや、米原子力事業を6400億円で買った男は、いつ、どこで、何を、どう、間違え、東芝を “奈落の底”に突き落としたのか。… もっと読む”戦犯”と呼ばれた男が全告白
イランで現地採用され、社長に成り上がるや、米原子力事業を6400億円で買った男は、いつ、どこで、何を、どう、間違え、東芝を “奈落の底”に突き落としたのか。
大宅賞作家が第15代東芝社長、西田厚聰の肉声を交えながら描いた企業崩壊ドキュメント。
――東日本大震災、そして原発事故がなければ、東芝はどうなっていたんでしょうか。
「事故が起きなくても同じような問題が起きたんじゃないでしょうか。先延ばしされただけじゃないかな。すべては経営の問題だから」
2017年10月初旬、最後のインタビューは行われた。実は、西田は9時間を超える大手術、3ヶ月に及ぶ入院生活を経て、ようやく退院したところだった。存亡の危機に立たされていた古巣と同様、この男もまた死線をさまよっていた。
【編集担当からのおすすめ情報】
2000年代、顔の見える経営者、そして「選択と集中」の実践者として、元東芝社長、西田厚聰氏は、日本財界の顔でした。東大大学院で西洋政治思想史を学び、恋人を追ってイランに辿り着き、そしてイラン政府と東芝の合弁会社に現地採用された異色の経歴も、氏の出世伝説を引き立てました。しかし、西田氏が社長を退いてから10年にも満たない現在、誰が東芝の窮状を想像できたでしょうか。そして、米国原子力事業の買収をはじめとして、名門崩壊のトリガーを引いたのは、西田氏と糾弾されてもいます。本作は、西田氏という異端の企業人の歩みを追いながら、企業崩壊の内幕を描く意欲作です。
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