1『ヤクザが消えた裏社会』(筑摩書房)
著者はヤクザの研究が専門で「暴力団博士」の異名をもつ。≪貧しい家庭に育ち…小学校にはほとんど登校≫せず、盛り場をうろつく≪不良になっ≫た。でもヤクザにならず二七歳で大学に入学。卒業後苦労し、大学院で犯罪社…


著者はヤクザの研究が専門で「暴力団博士」の異名をもつ。≪貧しい家庭に育ち…小学校にはほとんど登校≫せず、盛り場をうろつく≪不良になっ≫た。でもヤクザにならず二七歳で大学に入学。卒業後苦労し、大学院で犯罪社…


名匠の言葉、追憶が詰まったドエライ本本書『大映画術』の原題は、「こんなドエライ映画を拵(こしら)えやがったのはどこのどいつだ」という。これは本書に収録されている、「暗黒街の顔役」や「赤ちゃん教育」な…


アメリカはなぜ、どのようにイスラエルを支援してきたのか。米国とイスラエルの「特別な関係」の背景を包括的に描き出した新刊『アメリカはなぜイスラエルを支援するのか』から、序章の内容を再編集し、公開いたし…


「何も伝えていない」言葉を斬る本書は時評エッセイで、その時々に世の中に現れる言葉がどう使われるかを、顕微鏡で観察し分析するように書かれている。著者は重箱の隅をつついているのではなく、重箱の隅まで寄っ…


コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…


心の揺れを正確に表現詩人とは、言葉を摑(つか)まえる人のことである。中原中也賞を若くして受賞した詩人・最果タヒの初の小説集を読んで、その思いを強くした。表題作は書簡の形式。地方都市で冴(さ)えない学…


私は根っからのレトロ人間なのでプルーストの『失われた時を求めて』をフランス語で読んでいると、なんとも幸せな気分になってくる。このときばかりは、フランス語を勉強しておいてよかったとつくづく思う。という…


『本心』は“恋愛小説”として読めるか?恋愛小説を「恋」と「愛」との二つに分けて考えた場合、古典文学に描かれてきたのは、圧倒的に「恋」の方が多い。平野啓一郎自身、互いが惹かれ合う男女の「恋」の顛末の方が…


物語が終わる 諦念と絶望小説の醍醐味(だいごみ)は、奇想にある。蝋(ろう)人形のマダム・タッソーの贋伝記『おちび』などで知られるケアリーの新作は、ピノッキオの外伝である。木片から生きる人形を作りだし…


大衆の欲望の行き先を探り続けて東京都の青少年健全育成条例の問題が、話題になっています。これは、マンガやアニメに出てくる架空の人物も、18歳未満に見えれば性的な描写はNG、というもの。表現の自由を侵す、と…
