1『ケアと編集』(岩波書店)
著者は言わずと知れた医学書院の元名物編集者だ。彼は自身が2000年に立ち上げた<ケアをひらく>シリーズにおいて多くの優れた書き手を発掘した名伯楽である。「べてるの家」「当事者研究」「中動態」「ユマニチュ…


著者は言わずと知れた医学書院の元名物編集者だ。彼は自身が2000年に立ち上げた<ケアをひらく>シリーズにおいて多くの優れた書き手を発掘した名伯楽である。「べてるの家」「当事者研究」「中動態」「ユマニチュ…


コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…


女性同士の連帯と「ケアの倫理」「ノンストップ・ノワール小説!」と帯に記された本作は、コロナ禍に伴走するかのような新聞連載小説だった。かつてない疾走感に後半の祝祭感もあいまって、押し流されるように一気…


スパイ小説、語りに仕掛けオックスフォードの元教員ペリーは彼の恋人で弁護士のゲイルと訪れたカリブ海のリゾート地で、ロシア人の富豪ディマからテニスの試合を申し込まれる。だが、武装した護衛に守られ、5人の…


ホラー小説やゲーム、激辛料理、過酷なスポーツなど、人間というのは自ら苦痛を求める生き物であるように見えます。いったいなぜ、私たちは本来遠ざけるべき苦痛に自分から近づいてゆくのでしょうか。実はそこには…


馬場文耕なる者、けしからんと獄門馬場文耕(ぶんこう)の本は無ければ、日本国に甚大な悪影響が及ぶ「文化のインフラ本」だ。文耕は江戸の講釈師だが、大江戸ジャーナリズムのチャンピオン。徳川政権の暗部恥部を…


他者とつながる力 ケアを「自律」にずっと不思議だったのだ。著者の小川さんは英文学者で、ロマン主義文学の研究者であり、臨床家ではない。にもかかわらず近年のケア論ブームを先導し、ケア論の先駆者であるギリ…


書評サイト「ALL REVIEWS」から生まれた2冊目の書籍『多様性の時代を生きるための哲学』。東浩紀さん、ブレイディみかこさん、千葉雅也さん、宇野重規さん、石井洋二郎さん、ドミニク・チェンさんの6人のゲストとホ…


5万年のアリバイ崩し本国ではそうでもないのに、日本でめちゃくちゃ人気の高い翻訳小説というのがたまにある。SFでは、ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』(池央耿訳、創元SF文庫)がその筆頭。著者は1941年…


愉悦の小説紹介:書き出しから引き込まれる小説頂上の作品日本のある批評家によれば、世界の小説は『百年の孤独』以前とそれ以後に分けられるとのこと。中国にもロシアにも、アメリカ合衆国にも日本にも、世界中…
