1『老後の家がありません-シングル女子は定年後どこに住む?』(中央公論新社)
コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…


コロナが 「賃貸族」を再考させたはじめまして、みなさん。モトザワです。57歳、独身、子なし、住宅大好きな「住み道楽」のフリーライターです。いきなりですが、質問です。コロナは、あなたの生活を変えましたか…


昨年、日本でもTwitterなどで話題になった奇跡の実話をご存じだろうか。まだまだ医療が未発達だった20世紀初頭のアメリカで、ただ死にゆく運命にあった7000人もの未熟児たちを救ったのが、自称「医師」の興行師、つ…


ひとつの言葉が一世を風靡(ふうび)して、さまざまな事象がその言葉に結びつけて語られるようになる。1930年代から戦時中にかけて流行したのは「モンタージュ」だった。ことの始まりはソ連の映画監督、エイゼンシ…


イアン・マキューアンって、今でこそ『贖罪』みたいな重い作品でイギリスを代表する成熟した作家扱いされてるけど、昔は猿に恋人を寝取られた男の話なんか書いたりする、おかっぱ頭にまん丸眼鏡かけた面長の顔が若…


差別と弾圧、上塗りされる歴史「赤く染まる木々」とは、白人の差別主義者らに黒人たちが吊(つ)るされた血塗られた木のことだ。原題はシンプルにThe Trees。しかしいまや黒人文学の旗手となったエヴェレットの名…


匿名の猛威、弱さ、他人への想像力不倫報道をきっかけに、SNSで誹謗(ひぼう)中傷を受けたお笑い芸人がみずからいのちを絶つ。それを受け、「枯葉(かれは)」と名乗る人物がブログに「宣戦布告」を表明する。こ…


女性同士の連帯と「ケアの倫理」「ノンストップ・ノワール小説!」と帯に記された本作は、コロナ禍に伴走するかのような新聞連載小説だった。かつてない疾走感に後半の祝祭感もあいまって、押し流されるように一気…


つつましい男が向き合う町の秘密130ページほどの、短い小説だ。けれど、読み始めるなり惹きこまれ、その短さも、時間も、忘れる。古典を開いたときのような、ゆったりした感覚が訪れる。少年少女小説に親しんだ読…


『フーコーの振り子』は、小説というものが徹頭徹尾「構想力」の産物であること、あるいはそうあるべきことを思い知らせてくれる気宇壮大な傑作である。ピラネージのあの大牢獄にも似た言語空間のなかに入りこんだ…


あれこれうまくいかない、と思う日がある。そういう日は、自分以外の人が、あれこれうまくいっている人に見える。見えるだけなのだろう、と思いながらも、「実際どうなんですか?」と聞いてまわるわけにはいかない…
