オリーヴァ・デナーロ / ヴィオラ・アルドーネ
オリーヴァ・デナーロ
  • 著者:ヴィオラ・アルドーネ
  • 翻訳:関口 英子
  • 出版社:小学館
  • 装丁:単行本(306ページ)
  • 発売日:2025-02-27
  • ISBN-10:4093567484
  • ISBN-13:978-4093567480
内容紹介:
理不尽と闘った一人の女性の勇気の物語1960年代、シチリアの保守的な小村。「女は水差しだから、割った人のところにもらわれていくもの」と母親に擦り込まれた少女オリーヴァは、初潮を迎え… もっと読む
理不尽と闘った一人の女性の勇気の物語

1960年代、シチリアの保守的な小村。「女は水差しだから、割った人のところにもらわれていくもの」と母親に擦り込まれた少女オリーヴァは、初潮を迎えてからは「純潔を守るため」に、地元の風習と母の教えに従い男子との交流を避け、学校も辞め家のなかで過ごしていた。しかし裕福な菓子店の息子に目をつけられ、16歳の誕生日に誘拐され性暴力を受けてしまう。当時の刑法第544条により、加害者の男はオリーヴァと結婚することで罪が放免されることになる。結婚を迫る男や周囲からの圧力に追い詰められるオリーヴァ。やがて友人や支援者との励ましに自分の本心に気づき、法廷でこの理不尽に「ノー」を突きつけることを決意する。
『「幸せの列車」に載せられた少年』のベストセラー作家が実話に想を得て描いた、一人の女性の勇気と尊厳の物語。

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