『カミュ ふたつの顔』(青土社)

木岡 さい
『異邦人』に登場する「アラブ人」には名前がなく、『ペスト』の舞台アルジェリア・オランに登場するのは、フランスからの入植者ばかり――。反植民地主義者にしてヒューマニストという称号を与えられた作家アルベール・カミュの、もうひとつの顔を描き出す。今なお根強く残る植民地主義めぐるタブーに踏み込んだ、画期的ドキュメント。
序文=フレドリック・ジェイムソン
解題=中村隆之(訳書『カリブ海序説』ほか )
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