
1961年長崎生まれ。文芸評論家、フランス文学者。ロック、ラップなどの音楽・文化論、現代日本文学をめぐる批評活動を行う。最新作に『戦争へ、文学へ 「その後」の戦争小説論』(集英社)。その他の著書に『フランス暴動 - 移民法とラップ・フランセ』『じゃがたら』(共に河出書房新社)、『フットボール・エクスプロージョン』(白水社)、『フットボール都市論』(青土社)など。
- 著作:
陣野 俊史の書評/解説/選評
- 『高校生と考える人生のすてきな大問題』(左右社)陣野 俊史
大学の著名人、10代に語る神奈川県にある桐光学園が面白いことをやっている。土曜日に「大学訪問授業」を行っているのだ。生徒たちは普段は大学で教…
書評 - 『青が破れる』(河出書房新社)陣野 俊史
狭い人間関係、3人の死ボクサーになりたいと思っている主人公の「秋吉」には「とう子」という思いを寄せる人がいる。余命が短い。もう一人、「夏澄…
書評 - 『ぼくの東京全集』(筑摩書房)陣野 俊史
ユーモア漂う独特の文体小沢信男さんは、1927年、銀座西8丁目育ち。小説やエッセイ、評伝、あるいは書評や詩、俳句を書いてきた。そのどれにも著者…
書評 - 『真ん中の子どもたち』(集英社)陣野 俊史
日中台、言語入り混じる空間小さい頃に日本にやってきた主人公・琴子は、世界には2つの「ことば」がある、と思っていた。おうちの中のことばと外の…
書評 - 『もう生まれたくない』(講談社)陣野 俊史
死が起こす波すくい取るこの小説を読んでいて思い出したのは、東日本大震災の後、名前を知っている人も、そうではない人でも、訃報が届くと、それま…
書評 - 『ロング・リリイフ』(航思社)陣野 俊史
そぎ落とされた詩の言葉松本圭二のセレクションが刊行中だ。松本は詩人であり、小説を書き、映画についての犀利(さいり)な論考を発表してきた。 …
書評