大学の使命を問う
- 著者:石井 洋二郎
- 出版社:藤原書店
- 装丁:単行本(ソフトカバー)(240ページ)
- 発売日:2025-08-27
- ISBN-10:4865784683
- ISBN-13:978-4865784688
- 内容紹介:
- 同世代の約6割が大学に進学し、大学入学そのものへのハードルはますます低くなる一方、情報伝達の手段も経路も多様化している現代において、かつての教養主義の大学イメージは、現実の若者のあ… もっと読む同世代の約6割が大学に進学し、大学入学そのものへのハードルはますます低くなる一方、情報伝達の手段も経路も多様化している現代において、かつての教養主義の大学イメージは、現実の若者のありようから、もはや大きくかけ離れている。
他方で、1990年代以降の教養課程廃止の趨勢から、国立大学の独立行政法人化を経て、大学における「教養」のあり方も、重視される専門領域も大きく変質し、さらには、毎年公表される国際的な大学ランキングなるものによって、日本の大学の「地盤沈下」がまことしやかに報道される。
今、日本の大学は、一体どんな危機に直面しているのか。その危機に向き合うなかで、大学が真に重視すべきミッションとは何か。
40年以上にわたって教育および管理運営の立場から大学という場に携わってきた著者が、「教養」のあり方の再定義、文系軽視への警鐘、学長選考と大学・学問の自治といったさまざまな切り口から、今こそ大学が手放してはならない「使命」とは何かを問う。
目次
まえがき
Ⅰ 大学は危機にあるのか
Ⅱ 大学はどのようにして生まれて成長してきたか
Ⅲ 「教育」はどのように変化してきたか
Ⅳ 「研究」にはどのような問題があるのか
Ⅴ 「管理運営」が抱えている課題は何か
Ⅵ 未来の「学生」たちへ
付 深く迷い、高く跳べ
熱き血潮に触れよ
あとがき
参考文献
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