
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、現在は東大名誉教授。放送大学名誉教授。『中世のことばと絵』でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』で角川源義賞を、共編著『現代語訳吾妻鏡』(吉川弘文館)で毎日出版文化賞を受賞し、近年の著書に『文学で読む日本の歴史』(山川出版社)、『日本の歴史を旅する』(岩波新書)などがある。
- 著作:
五味 文彦の書評/解説/選評
『ゴードン・スミスの見た明治の日本 日露戦争と大和魂』(KADOKAWA/角川学芸出版)
五味 文彦外国人の目に映った、日本の国民性と信仰大英博物館の標本採集員であるゴードン・スミスが初めて日本を訪れたのは明治三十一年(一八九八)のことで…
書評
『わたしの城下町』(筑摩書房)
五味 文彦なぜ城は現在まで生き延びてきたのか「お城」という響きには特別なものがある。かつての城下町に住んでいる人々にとって、懐かしくも憩いの場という…
書評
『戦場の精神史 ~武士道という幻影』(NHK出版)
五味 文彦だまし討ちも肯定したリアルな像国際的に日本の文化や精神を説明するとき、よく使われるのが「武士道」である。しかし、このフェア・プレー精神にの…
書評
『いくつもの日本 1』(岩波書店)
五味 文彦「単一神話」の不自然さと根深さ日本論や日本人論は社会の転換期になるといつも現われる。自画像がゆれ動き、新たな自画像をつくろうという試みが始…
書評
『信心の世界、遁世者の心 日本の中世〈2〉』(中央公論新社)
五味 文彦人々に仏の教えはどう説かれたのか名古屋市東区に長母寺という寺がある。地方によくある、ごく普通の寺院であるが、成立は古い。鎌倉後期にその寺に…
書評
『「太平記読み」の時代: 近世政治思想史の構想』(平凡社)
五味 文彦近世政治思想の枠組みを探る思想の形成というと、古典との格闘を通じて行われる思索の営みと思いがちである。しかしその思考の枠組みをよくよく検討…
書評
五味 文彦の読書日記/コラム/対談・鼎談





















