書評
『おじさんあそびましょ』(絵本館)
故・長新太さんの絵本の新刊が出た(ALL REVIEWS事務局注:本書評執筆時期は)。『おじさん あそびましょ』。新刊といっても、だから新作ではない。1979年に他の出版社から一度出て、その後、品切れで絶版になっていたものの、待望の復刊ということらしい。
アザラシの男のコが主人公。主人公は自己紹介した後、すぐ「ぼくのおじさん」がいたのでみんなに紹介したりするが、人違いで、それは島に釣りにきた知らないおじさんだった。
アザラシの男のコと、知らないおじさんは、そのうち仲よしになって、おにごっことか、なわとびとかして、あそんだ。
ひろーい海と、おおきーい空と、ぽつんとある島の景色。の中で、おじさんとアザラシの男のコの時間がすぎていく。
のーんびりしていて、おおらかで、たのしい。おじさんも、アザラシの男のコも、なわとびして遊ぶ魚もみんなかわいい。
水平線の奥の方では、かつお鳥も、あっちいき、こっちいきで一日飛んでいる。
おだやかな波が、ずうーっとたゆたっていて、少しずつ、少しずつ、時間がたって、空の色も変わっていく。
暗くなったら、あざらしに似てる釣りにきたおじさんは、ボートに乗って帰ってった。
「おじさんさようなら」
といって、アザラシの男のコもうちへ帰るのだった。帰ってくところは「もぐっているのでみえません」とアザラシの男のコはかいせつしている。おじさんが見ても、すごくいい本。
アザラシの男のコが主人公。主人公は自己紹介した後、すぐ「ぼくのおじさん」がいたのでみんなに紹介したりするが、人違いで、それは島に釣りにきた知らないおじさんだった。
アザラシの男のコと、知らないおじさんは、そのうち仲よしになって、おにごっことか、なわとびとかして、あそんだ。
ひろーい海と、おおきーい空と、ぽつんとある島の景色。の中で、おじさんとアザラシの男のコの時間がすぎていく。
のーんびりしていて、おおらかで、たのしい。おじさんも、アザラシの男のコも、なわとびして遊ぶ魚もみんなかわいい。
水平線の奥の方では、かつお鳥も、あっちいき、こっちいきで一日飛んでいる。
おだやかな波が、ずうーっとたゆたっていて、少しずつ、少しずつ、時間がたって、空の色も変わっていく。
暗くなったら、あざらしに似てる釣りにきたおじさんは、ボートに乗って帰ってった。
「おじさんさようなら」
といって、アザラシの男のコもうちへ帰るのだった。帰ってくところは「もぐっているのでみえません」とアザラシの男のコはかいせつしている。おじさんが見ても、すごくいい本。
朝日新聞 2006年12月24日
朝日新聞デジタルは朝日新聞のニュースサイトです。政治、経済、社会、国際、スポーツ、カルチャー、サイエンスなどの速報ニュースに加え、教育、医療、環境、ファッション、車などの話題や写真も。2012年にアサヒ・コムからブランド名を変更しました。
ALL REVIEWSをフォローする





































