白水社HAKUSUISHA
公式サイト: https://www.hakusuisha.co.jp

J.D.サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に代表される海外文学、近・現代史を題材とした歴史書やノンフィクション、語学参考書や大学教科書を中心とする出版社です。1915年創業。創刊から90年を超える月刊誌『ふらんす』、白水Uブックスや文庫クセジュの他、近年は社会・経済分野にも力…もっと読む


「啓蒙主義」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。理性重視の哲学の潮流で、有名な哲学者がわんさといる、といったところでしょうか。全国の高校…


本書は、二十世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソとおよそ十年にわたって人生をともにし、二人の子供をもうけたフランソワーズ・ジローの回想録(カ…


自分を傷つける人にもう我慢しないあるバラエティ番組で驚くべき光景を目にした。いろんな出演者があれこれと会話を交わすありふれたトークショー形…


政治こそが重要なのだ、愚か者!ブレグジットやトランプの勝利などのショックを受けて世界が揺れ動く中、いまのグローバリゼーションのあり方が政治…


国家の「民族的な均質性」や「文化的な均質性」という、きわめてセンシティブなテーマについて再度言及することをお許しいただきたい。これらの言葉…


名言といえば、最近は日本だけでなくフランスでも、ちょっとした流行のようである。なにしろ書店では、映画やマンガの名セリフをまとめた本がずらり…


本書はDani Rodrik, Straight Talk on Trade, 2017 の全訳である。著者は言わずと知れた世界を代表するグローバリゼーションの論客であり、本書を手…


二〇一九年は第二次世界大戦の勃発から八十年。一九三九年九月一日、ナチス・ドイツがポーランドに侵攻したことが発端となった。ヒトラー政権はそれ…


本書は「翻訳 translation」という事象をさまざまな観点から論じた入門書だ。翻訳と言えば、日本では「ヨコのものをタテになおす」的な発想が根深い…


本書は、タサンチェッパンより2017年に出版された『ヒョンナムオッパへ』の全訳です。この本を手に取られた皆さんの多くは、韓国で百万部以上の売り…


この数十年の間に、フクロウをテーマにした書物は数多く刊行されてきました。これにはそれなりの理由があります。フクロウはテーマとして魅力的なの…


大衆社会の実相をするどく分析した不朽の名著「敵と共存し、反対者と共に政治をおこなう」という意志と制度に背を向ける国家と国民が、ますます多く…


フランス革命と明治維新の新たな見方今年二〇一八年は、王政復古の大号令を起点とする明治維新から百五十周年にあたる(ALL REVIEWS事務局注:本ま…


あらゆる分野に「サーカス的なるもの」は遍在する(著者は)サーカスこそが今日の文化や社会を見直し、改変するためのモデル、世界を変えるためのモ…


憎悪と暴力の連鎖に終止符を打つために知るべきこと本書は、第二次世界大戦終結直後のヨーロッパの状況、とりわけ各地で行なわれた夥しい数の残虐行…


すべてが腐り、溶解し、崩れていく世界の物語『黄泥街』は、残雪が中国文学に大いなる新境地を開いた記念碑的小説である。すでに日本で刊行されてい…


社会問題が革命ではなく個人の治療に変容したのはなぜかわたしたちが持っているものは必ずしもわたしたちの欲しいものではない。わたしたちの欲しが…


デリダとともに死刑の是非について問う本書は、ジャック・デリダが一九九九─二〇〇〇年度におこなった講義の記録『死刑I』の日本語訳(白水社、二〇…


移民に経済効果はない!?本書はGeorge J. Borjas, We Wanted Workers, 2016 の全訳である。著者は公共政策の分野で世界をリードするハーバード・ケネ…