
1963年生まれ。映画評論家、英米文学評論家。訳書にジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断旅行』(国書刊行会)、R・A・ラファティ『第四の館』(国書刊行会)、キャサリン・ダン『異形の愛』(河出書房新社)、〈J・G・バラード短編全集〉(共訳 東京創元新社)、アラン・ムーア/ジェイセン…もっと読む
『塚本晋也「野火」全記録』(洋泉社)
柳下 毅一郎『野火』副読本の枠を越えて、物作りを志すすべての人にとって必読の名著塚本晋也のあまたある才能のなかでもっとも重要なのは、必要なときに、必要…
書評
『別冊映画秘宝90年代狂い咲きVシネマ地獄』(洋泉社)
柳下 毅一郎Vシネマの闇の奥をすべて暴き出す大著まちがいなく、この本にはあなたが知らない映画が登場する。玉と石とをわけることなく……。1989年、世はビデ…
書評
『礼讃』(KADOKAWA/角川書店)
柳下 毅一郎理想と虚構で埋めつくされた、世にも不気味な自伝本木嶋佳苗のことを、佐野眞一は「この事件はこれまでのどんな事件とも異質である。そして木嶋はこ…
書評
『下品こそ、この世の花: 映画・堕落論』(筑摩書房)
柳下 毅一郎「『映画秘宝』的なるもの」をひとりで体現する、鈴木則文監督のエッセイ集含羞の人、鈴木則文が綴る内田吐夢、加藤泰、藤純子……。『下品こそ、こ…
書評
『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』(講談社)
柳下 毅一郎石原慎太郎、角川春樹、そしてこの男。戦艦大和に魅せられた誇大妄想狂の壮絶人生誇大妄想狂はみんな戦艦大和が好きである。日本がかつて生みだした…
書評
『吉祥寺バウスシアター 映画から船出した映画館』(boid)
柳下 毅一郎惜しまれながら閉館したあの映画館には、驚くべき歴史があった……新橋文化・ロマン劇場が8月いっぱいで閉館になるという(ALL REVIEWS事務局注:本書…
書評
『映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件』(講談社)
柳下 毅一郎実録路線終幕の象徴『北陸代理戦争』が放つ“映画の悪”ヤクザを描いた映画のせいでヤクザの抗争が生まれ、実際に人が殺された……。ケネス・アンガーは…
書評
『タロットの宇宙』(国書刊行会)
柳下 毅一郎本気で読み込めば、人生すら変えてしまうかもしれない……アレハンドロ・ホドロフスキーはただの映画作家ではない。それは本当はカルト映画として受け…
書評
『あなたを選んでくれるもの』(新潮社)
柳下 毅一郎ネット中毒のアーティストが、無料新聞の個人広告主に会いに行く。果たして彼女はそこで何を見つけたか?ミランダ・ジュライはアーティスト、パフォ…
書評
『無冠の男 松方弘樹伝』(講談社)
柳下 毅一郎東映任侠映画のスター、松方弘樹の最後の作品2017年1月21日、東映任侠映画のスター、松方弘樹が死去した。その直後に校了したのが本書である……と『…
書評
『田中陽造著作集 人外魔境篇』(文遊社)
柳下 毅一郎情念を理性的に処理しようとする狂気が浮かび上がるかっこいい本だ、これは。ハルシオンというクスリは、眠剤としても、抗鬱剤としても傑作だと思…
書評
『服従』(河出書房新社)
柳下 毅一郎神なき現代において精神的に満たされぬインテリは何によって救われるのか?ミシェル・ウエルベックは、今現在世界でもっとも偉大な作家でも、もっと…
書評
『全裸監督 村西とおる伝』(太田出版)
柳下 毅一郎今回はじめて明かされる衝撃の告発が連発!「ナイスですねーーー!」村西とおる。BVDのパンツをはいてバブルの時代を走り抜けた男。かつてAV界の頂…
書評
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/コンプリート・ヒストリー』(洋泉社)
柳下 毅一郎あの、妙ちきりんなヒーロー集団にまつわるトリビアを網羅!いかにジェームズ・ガンが原作の知られざるエピソードを拾いあげて物語を作ってきたのか…
書評
『バレエ・メカニック』(早川書房)
柳下 毅一郎バレエ・メカニック=機械式バレエとは美術家フェルナン・レジェと作曲家ジョージ・アンタイルの共同プロジェクトである。一九二四年、レジェの作る…
解説
『新悪魔が憐れむ歌』(洋泉社)
柳下 毅一郎シリーズ3冊目は、最初と最後が『ツイン・ピークス』評論のサンドウィッチ打ち捨てられ、誰も顧みない――そこにこそ真実があるという力強い誇りの表…
書評
『不良番長 浪漫アルバム』(徳間書店)
柳下 毅一郎東映の不良番長シリーズは、達人たちが遊び尽くした映画破壊活動だった!「不良番長」シリーズは、梅宮辰夫=神坂弘をリーダーにした不良バイカー集…
書評
『日本映画は信頼できるか』(現代思潮新社)
柳下 毅一郎現代日本映画から観る、日本映画の日本性……日本人がアメリカやフランスの映画ばかりを観て、東南アジアや東アジアを無視していることに、四方田は苛…
書評
『世界最恐の映画監督 黒沢清の全貌』(文藝春秋)
柳下 毅一郎黒沢清の研究書でいちばん恐ろしかったのは、蓮實重彦の予言!?現代日本最高の映画作家、黒沢清の研究書である。黒沢清が現代日本映画界でもっとも優…
書評
『映画術 その演出はなぜ心をつかむのか』(イースト・プレス)
柳下 毅一郎7年の沈黙を続けた塩田明彦が解説する"映画術"ノープランで現場にやってきたアクション監督! いま語られるメイキング・オブ・『どろろ』…
書評



















