「敦煌」と日本人-シルクロードにたどる戦後の日中関係
- 著者:榎本 泰子
- 出版社:中央公論新社
- 装丁:単行本(320ページ)
- 発売日:2021-03-06
- ISBN-10:4121101170
- ISBN-13:978-4121101174
- 内容紹介:
- 「敦煌」は戦前より日本人の西域へのあこがれを象徴する言葉だった。戦後閉ざされた中国への扉が開いた時、空前のシルクロードブームがわき起こる。一九八〇年代、NHK特集が高視聴率を記録し、… もっと読む「敦煌」は戦前より日本人の西域へのあこがれを象徴する言葉だった。戦後閉ざされた中国への扉が開いた時、空前のシルクロードブームがわき起こる。一九八〇年代、NHK特集が高視聴率を記録し、平山郁夫の展覧会に人びとが詰めかけ、井上靖の歴史小説『敦煌』は世紀の大作として映画化された。日本人が大陸に寄せたロマンとは何か。あの熱狂はなぜ生まれ、なぜ消えたのか―。日中関係のこれからを考えるために、今改めて検証する。
目次
第1章 井上靖と「敦煌」(戦前の西域ブーム;歴史学と文学の出会い;戦後日中文化交流のなかで)
第2章 日中国交正常化とNHK「シルクロード」(日本の国際化とブームの始まり;閉ざされた扉が開く時;「シルクロード」の舞台裏)
第3章 改革開放と映画『敦煌』(日中映画界と徳間康快;映画『敦煌』の製作;現地ロケの困難;作品の評価と歴史的意義)
第4章 平山郁夫の敦煌(『仏教伝来』という天啓;歴史の色;シルクロードへの旅;初めての中国;日本外交と敦煌)
第5章 大国化する中国とシルクロード(ブームから個別の体験へ;中国の変貌;シルクロードを見る目)
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