書評
『射精責任』(太田出版)
とても重要でシンプルなことがストレートに書かれている。望まない妊娠はすべて男性に責任があるということを、著者はさまざまな角度から指摘する。
男性さえちゃんと避妊をすれば、望まない妊娠は起きない。それはちょっと考えればわかる当然のこと。だけど、望まない妊娠は後を絶たない。その結果は中絶手術か、あるいは望まない出産となる。齋藤圭介による秀逸な解説によると、日本では年間12万6174件(2021年度)の中絶手術が実施されているそうだ。繰り返すが、これは男性の無責任な射精の結果だ。
妊娠にしても中絶にしても、女性の負担は大きい。肉体的な負担だけでなく、精神的なそれも。心身の苦痛や影響が長期にわたって続くこともある。望まない出産の果てに嬰児殺しや育児放棄が起きることもある。罪に問われ社会から袋だたきにされるのは女性だけだ。避妊せずに精子を放出した男性はおとがめなし。
望まない妊娠を防ぐ方法は簡単だ。男性がコンドームをつけるだけ。コンドームをいやがる男は大バカ者である。もしもぼくに子供や孫がいたら、本書とコンドームを渡したい。
男性さえちゃんと避妊をすれば、望まない妊娠は起きない。それはちょっと考えればわかる当然のこと。だけど、望まない妊娠は後を絶たない。その結果は中絶手術か、あるいは望まない出産となる。齋藤圭介による秀逸な解説によると、日本では年間12万6174件(2021年度)の中絶手術が実施されているそうだ。繰り返すが、これは男性の無責任な射精の結果だ。
妊娠にしても中絶にしても、女性の負担は大きい。肉体的な負担だけでなく、精神的なそれも。心身の苦痛や影響が長期にわたって続くこともある。望まない出産の果てに嬰児殺しや育児放棄が起きることもある。罪に問われ社会から袋だたきにされるのは女性だけだ。避妊せずに精子を放出した男性はおとがめなし。
望まない妊娠を防ぐ方法は簡単だ。男性がコンドームをつけるだけ。コンドームをいやがる男は大バカ者である。もしもぼくに子供や孫がいたら、本書とコンドームを渡したい。
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